朱ニ交エテモ赤クナラズ、、、

君たちが微笑んでいる季節も、
気付けばもう終わりが近付いていた…
彼がセカイイチという夢を叶えたあの日以来、
約一ヶ月ぶりに訪れたMLBカフェにてワールドシリーズのトロフィーを鑑賞。

本当に夢じゃなかったんだな…と、
たった一ヶ月前の出来ゴトを遠い昔の日々を
想い出すかのように…
*
此のトロフィーを
彼が高々と持ち上げた。
其れは、
私が大きな一歩踏み出して、
未来へ進む…
いや、
進まなければならないコトを意味しているようで。
*
未来へ進む心の準備も、
悩みも迷いも置き去りにして、
時間だけが過ぎた11月…
此の7年間の中で、
最も嬉しい『長い秋』の余韻を噛み締めていたら、
冬が訪れていたことに気付けなかったのか…
其れとも、
たったひとつの約束の其の先にある扉が怖くて、
現実に目を背けていたのか…
どちらかと言えば、
明らかに後者なのだけれど。
*
応接間に置かれたまま
いつしか使われなくなったピアノに掛けられた布の上に、
気付けば埃が溜まるくらいの年月は流れたのではないかと、
錯覚してしまう日々が続いた…
また閉ざされた厚い扉。
想いを鍵盤にしたためて伝えることもなく、
此の曇り空な日々が此の先も続いていくような気さえして…
*
過去のトラウマもデジャブーも、
私の前に再び現れては心に何かを働きかける。
今後の人生を左右する
『なにか』を決断しなければならないときが、
刻一刻と近付いてきているのだと…
いままでとは違う風。
「此処だ!」と思えば、
勢い任せで舵を取ってきた。
数年先の時点で振り返れば、
ベストではなくてもベターな選択をしてきたし、
其の根拠の無い自信はいつだってあった。
其れなのに今回は、
「先延ばし先延ばしにしたい…」と、
ココロが訴えるコトをやめない。
其の発端は、
半年どころか1年以上前から頭の片隅で閃いては、
消していたんだっけ…
時間を追うゴトに、
検討すべき軸は増えてゆくばかりで、
余計に身動きが取れなくなった。
時限爆弾のスイッチすら、
もう押せる状況に無いくらいに、
気付けば土壇場に追いやられていて、
息をするのもほんの少しだけ
苦しく感じるよ…
此の悪の無限ループから、
いつしか抜け出せる日が来るのだろうか。
置いて行かれているような感覚と、
敢えて此処に立ち竦んでいるような感覚に、
いつもとは少し風向きの違う秋は、
終わりを告げては消えてゆく…
7年前、
「裏切り者と言われても…」と言い残して、
海を渡って遠くの国に行ったあなたのように、
此の冬を乗り越えるとき決断を出せているのか
ほんの少し不安ではあるけれど。
*
そう簡単に、
人は変わらない。
大切にしたいからこそ、
中途半端に壊されたくないからこそ、
心を超えないコトバも悩みもある。
だって、
人間だもの。
完璧ではないし、
侵されたくない心のスペースもあるし、
其れを守るために素直になれなかったり、
情報操作をしてみたりもする。
其れで失ったモノもたくさんあったけれど、
ひとつひとつ選択肢としては間違っていなかったと思う。
いままでがそうだったように、
此れからもそう思えるような判断を
先延ばしにしないで下していかないと、
いけないんだよね?
交わってしまえば、
赤く染まって決心が鈍るから…
約一ヶ月ぶりに訪れたMLBカフェにてワールドシリーズのトロフィーを鑑賞。

本当に夢じゃなかったんだな…と、
たった一ヶ月前の出来ゴトを遠い昔の日々を
想い出すかのように…
*
此のトロフィーを
彼が高々と持ち上げた。
其れは、
私が大きな一歩踏み出して、
未来へ進む…
いや、
進まなければならないコトを意味しているようで。
*
未来へ進む心の準備も、
悩みも迷いも置き去りにして、
時間だけが過ぎた11月…
此の7年間の中で、
最も嬉しい『長い秋』の余韻を噛み締めていたら、
冬が訪れていたことに気付けなかったのか…
其れとも、
たったひとつの約束の其の先にある扉が怖くて、
現実に目を背けていたのか…
どちらかと言えば、
明らかに後者なのだけれど。
*
応接間に置かれたまま
いつしか使われなくなったピアノに掛けられた布の上に、
気付けば埃が溜まるくらいの年月は流れたのではないかと、
錯覚してしまう日々が続いた…
また閉ざされた厚い扉。
想いを鍵盤にしたためて伝えることもなく、
此の曇り空な日々が此の先も続いていくような気さえして…
*
過去のトラウマもデジャブーも、
私の前に再び現れては心に何かを働きかける。
今後の人生を左右する
『なにか』を決断しなければならないときが、
刻一刻と近付いてきているのだと…
いままでとは違う風。
「此処だ!」と思えば、
勢い任せで舵を取ってきた。
数年先の時点で振り返れば、
ベストではなくてもベターな選択をしてきたし、
其の根拠の無い自信はいつだってあった。
其れなのに今回は、
「先延ばし先延ばしにしたい…」と、
ココロが訴えるコトをやめない。
其の発端は、
半年どころか1年以上前から頭の片隅で閃いては、
消していたんだっけ…
時間を追うゴトに、
検討すべき軸は増えてゆくばかりで、
余計に身動きが取れなくなった。
時限爆弾のスイッチすら、
もう押せる状況に無いくらいに、
気付けば土壇場に追いやられていて、
息をするのもほんの少しだけ
苦しく感じるよ…
此の悪の無限ループから、
いつしか抜け出せる日が来るのだろうか。
置いて行かれているような感覚と、
敢えて此処に立ち竦んでいるような感覚に、
いつもとは少し風向きの違う秋は、
終わりを告げては消えてゆく…
7年前、
「裏切り者と言われても…」と言い残して、
海を渡って遠くの国に行ったあなたのように、
此の冬を乗り越えるとき決断を出せているのか
ほんの少し不安ではあるけれど。
*
そう簡単に、
人は変わらない。
大切にしたいからこそ、
中途半端に壊されたくないからこそ、
心を超えないコトバも悩みもある。
だって、
人間だもの。
完璧ではないし、
侵されたくない心のスペースもあるし、
其れを守るために素直になれなかったり、
情報操作をしてみたりもする。
其れで失ったモノもたくさんあったけれど、
ひとつひとつ選択肢としては間違っていなかったと思う。
いままでがそうだったように、
此れからもそう思えるような判断を
先延ばしにしないで下していかないと、
いけないんだよね?
交わってしまえば、
赤く染まって決心が鈍るから…
at 02:26
│想