明日ヘノ扉、、、

明日ヘノ扉、、、

思い返せば、
あの日も冴えない天気だった…



この海が、
私をひとりぼっちにさせてから、
19年の月日が流れてた。

あの日、
幼心にひとつ鍵を掛けた。

其のコトさえ、
忘れていたよ…



あれから、
誰かに甘えるコトや依存するコトに
臆病になっていた気がする。

ほんの些細な疵も大袈裟に痛がっては、
どんどんどんどん自分の殻に閉じこもった。

だから、
変に大人びてしまったのかもね。

其れでも、
悩みや哀しみや苦しみが溜まって来ると、
此の海に洗い流した。

あの人が、
其の度に空から手を差し延べてくれていたからかな…



此処数ヶ月、
いろんな衝撃が私を過去に引き戻した。

その度に、
ひとつひとつ過去の疵がたくさん詰まったパンドラの箱を開けて、
新しい発見と其れを受け入れる強さが付いていた事実に、
気付かされるんだ…

いままでは、
あることにさえ目を背けていた過去も、
すべての出来ゴトに意味はあったんだなと、
心からそう思える。

だからいま、
此の扉を開く。



自分自身の中で、
すべて答えが出てから一ヶ月…

臆病になったり、
多少は遠回りしたり、
戸惑いや迷いもあったけど、
でも、もう大丈夫、
歩いてゆける…

誰がどう思うかではなくて、
自分自身がどうしたいか…

 逢いたい人に『逢いたい』と言う。

気付いてみれば、
物凄く単純なことだった。

遠回りしたのではなく、
此処に辿り着くまでに通っておかなければいけない道が
一般的に見て少し多かっただけ…

もう戻らないし、
立ち止まったりはしないよ。



ずっと昔から眺めていた空と海と、
耳元から聴こえる6年越しのメロディー…

しとしとと小雨は降り止まない。

明日ヘノ扉、、、

心の中を洗い流して、
最後に『幸せになります』と空に語りかけてみたら、
空は何処を見てもどんよりとしていたのに、
私の廻りだけは雲間から少しの青空と、
そして太陽が照り付けた。

希望の光、なのかも…

6行進むのに6年掛かったとしても、
次の10行はそんなに掛からないよね。

そうすればきっと…





言葉が今 時を越えて 永遠を突き抜ける
幾つもの季節を通り過ぎて
辿り着いた ふたりの場所 長すぎた旅のあと
誓った愛を育てよう


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目標は44歳定年退職。その後は、八重山で写真とライティングだけで生きていくための足掛かりを日々模索中。
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