タダ、其ノ季節ガ来タ…

love4792

2012年07月05日 14:27

心の侭に歩くということ、
昔はずっとそうしてきたんだ。

ひとつの光を目掛けて歩いていたら、
其の道の途中で出逢ってしまった。


最初は可愛かったあの子が、
スクスクと育っていく過程がただ嬉しかったのに、
いつしか憎まれ口を叩くようになっていた。

それでも、
ひとつの通過点にたどり着くまでは、
守っていかなきゃならないと思って、
思考を止めていた。

考えてしまったらきっと、
其れは手放すことだから。

子育て日記を一冊にまとめられる権利を
放棄することだから…



でもね、
そうでないと気付いてしまった。

もう十分。

もう十分過ぎる…

道の途中で気付かされていたのに、
見て見ぬ振りしてただここに佇んでいただけだと、
一歩を踏み出せずにいただけなのだと、
そう気づいてしまったんだ。

この縛られている状況が
足枷になってしまっているという事実から目を背けていた。

そう、
薄々は気付いていたコト。

輪が大きくなれば、
なった分だけ間接的な繋がりは当然ながら増え、
誰かに迷惑をかけてしまうかもしれない…

その「かもしれない」との葛藤が、
たぶんもう抱えきれなくなっている。

親離れもだけど、
子離れをしなければいけない季節がやってきた。

きっと、
ただそれだけの事象…



衰えゆく船の上に居ることより、
大空までただ羽ばたきたい。

飛ぶのならきっと、
いまがラストチャンスだから…

本当の意味でチャレンジできる人間って、
総合的な事情を考慮するとほんの一握り。

何も捨てるものがないか、
たとえ失敗してもどうにかなるだけのなにかがあるか…

大抵は何かに縛られて、
気付いてみたら動けなくなる。

その波にいい意味でも悪い意味でも、
一度乗り遅れたからいまがある。

でも、
もう次は待ってはくれない。

もう待たせられないから…
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