白ト黒ノ世界、、、
*
雨に似合う花・紫陽花も
相方が居ない晴れた空を見上げる姿は、
何処か寂しげで…
そんな彼にも、
白と黒しかない世界を与えてみた。
其れは其れで彼らしい。
*
空を見上げても、
心は何処か遠くの場所に居て、
もう戻れなくなってしまう
何処かへ足を向けては、
立ち止まる…
イッてしまった方が楽だと、
ほんの少し思ってしまったら…
ボーダーライン、
また踏んでしまったみたい。
*
戻れない迷宮への扉が、
重い音を立てながら開き始めた。
大粒の雨が、
屋根を叩きつけてゆく…
こうなってしまったら、
静かにただ嵐が過ぎ去るのを待つだけ。
被害が最小限で済むように、
ただただひたすら耐え凌いでゆくだけ…
いつか笑える日が来ると、
いまはそう、想像できないけれど、
でも何度も見ているから、
其の日を…
*
今日がとても悲しくて
明日もしも泣いていても
そんな日々もあったねと
笑える日が来るだろう
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